染色加工 その色、岐センが表現します。

“白”を極める。“黒”を深める。
まだ見ぬ色に、挑み続ける。

染色加工

空の青さや森の緑が同じ色でないように、トーブの白も、礼服の黒も、一色ではありません。明度、彩度、色相など、人間の目は750万もの色を認識できるとされています。その中で、“求められる色をご依頼の素材に美しく再現”することが、岐センの使命。繊維の特性を見極めて、最適な染料と加工技術をそのつど研究開発しています。
例えば、中東で評価の高い民族衣装(トーブ)の“白”。あるいは、品質の違いが一目でわかる礼服やスーツの“黒”。同じ色でも、深み、色ツヤ、透明感、上質感など変化をつけた繊細な“色”バリエーションを生み出して、お客様のイメージを超えるご提案をしていきます。


岐センは、スーパー繊維と呼ばれるメタ系アラミド繊維の特許技術も持っています。
アラミドは、消防の防火服にも使われる耐熱性、難燃性に優れた繊維ですが、通常の加工技術で色を出すのは難しく、また特性が低下するという課題がありました。そこで、岐センは工程を綿密に見直して、難燃性を維持・向上させる技術を独自に開発。これにより、コストと排水負荷も軽減し、小ロットで多色展開できるようになっています。
時代にあわせて次々と生み出される新繊維、そして常にトレンドに左右される“色”。私たちは、素材メーカーが原糸を開発するたびにその糸を詳細に分析し、最適な条件を見い出して、お客様に役立つ技術の商品化を図っています。

トーブ

中東諸国で絶大な支持を得ているJapan Qualityの一つが「トーブ」。サウジアラビアやUAE向けに自社ブランドを開発しています。

ネオコモクロン

艶を抑えた深みのある黒へ。岐センの加工技術「ネオコモクロン」が、ポリエステル100%素材の黒をより黒く染め上げます。

蛍光染料

難易度が高い蛍光染料の染色加工も対応できます。高視認の国際規格ISO 20471とJIS規格をクリアしています。